【（・(ｪ)・）】神奈川県内クマ警戒　子どもの宿泊学習変更も　本年度の目撃46件、捕殺4頭　県HPに出没情報、注意呼びかけ

>>11/11(火) 7:33
東京新聞

本年度の死者数が過去最多となるなどクマによる被害が全国で深刻化する中、神奈川県内でも一部の学校が宿泊学習の内容を変更するなど警戒感が強まっている。県によると、4月以降の目撃情報は46件（11月10日時点の速報値）で、例年と変わらない傾向だが、12月ごろの冬眠を前に餌を求めて人里に出没するケースも増える時期。過去には登山者の被害例もあり、県は注意を呼びかけている。（曽田晋太郎、神谷慶）

県教育委員会によると、今月は愛川町の山あいにある「県立愛川ふれあいの村」で、県内37の小中学校・特別支援学校が宿泊学習を実施・予定。そのうち3件で、屋外の林業体験や公園での学習を施設敷地内での活動に切り替えるなど内容変更があった。

文部科学省は先月30日、学校や登下校での安全確保を求める通知を全国の教育委員会などに発出。横浜市教育委員会の担当者は「学校周辺よりは市外に出た時の危険性が高い。学校行事、特に校外学習をイメージして各校に注意喚起している」と話した。

県によると、4月以降のクマの目撃情報は相模原市緑区、厚木市、伊勢原市、秦野市、愛川町、松田町、山北町、清川村であり、46件のうち山中が25件、人里が21件だった。

伊勢原市の大山では8月17日午後6時半、ケーブルカーの乗り場近くで運行会社の職員が1頭を目撃し、観光客100人が市職員や警察官らに誘導されて安全な場所まで移動した。同所では10日後の27日早朝にもハチの巣を狙ったとみられる1頭が監視カメラに写っていたが、巣を撤去して以降は現れていないという。

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