“詐欺の被害金返金”という嘘の電話信じ約１億2000万円だまし取られる・大阪の女性

警察によりますと去年（令和４年）１０月、大阪府の７０代の女性の携帯電話にＩＴ企業の社員を名乗る男から電話があり、
「詐欺の被害に遭っていませんか。国の制度を利用して被害金を返しますので暗号資産を購入してください」と伝えられたということです。
その後も「共犯者にならないために暗号資産を送ってください」などと要求されたということです。
この女性は、過去にも投資詐欺の被害に遭っていたことからこの話を信じたということで、
ことし２月までのおよそ３か月の間に、あわせておよそ１億２０００万円をだまし取られたということです。
ことし３月、電話の人物と連絡が取れなくなり、だまされたことに気づいたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、暗号資産の送金や現金の振り込みを指示する電話には注意するよう呼びかけています。