「エコノミー症候群で亡くなった高齢者もいます。どれだけ訴えても、私たちの声が届くどころか、蓋をされてしまっています」
2024年の元旦、最大震度7を記録した大震災が発生した能登半島。死者は災害関連死と合わせ、300人を超えている。
「岸田文雄首相は5月31日、『復興基金』を通じ、石川県に520億円の財政支援をおこなうことを決めました。さらに、『能登半島地震被災地支援宝くじ』の収益分約40億円の半分が県の予算に充てられるなど、早期復興に尽力しているとアピールしています」(政治部記者)
震災の発生から約8カ月。本誌の取材で明らかになったのは“早期復興”とは程遠い現状であったーー。
能登半島内でも、被害が大きかった珠洲市で被災した40代男性は、肩を落としながら現状を語る。
「珠洲市では、在宅の方はいまだに水道も通っていないお宅が大半です。中には電気すら通っていないお宅もあります。私の自宅も両方通せておらず、家で過ごすのが危険なほど暑い日や、炊き出しのボランティアをするときは、避難所に泊まる日もあります。
避難所に設置されたダンボールで仕切られた空間に、ダンボールで作られた即席ベッドがありますが、枕の感覚は全くなく、畳で寝た方が柔らかいレベルです。たった数日でも辛くて涙が出そうになります」
とっくに限界を迎えている、過酷な環境で半年以上過ごす被災者。ついには、命を落とす者もいたという。冒頭の続きを話す。
「ついに、エコノミー症候群が原因で、避難所で死人が出ました。そして、最近もエコノミー症候群と診断された後期高齢女性がいまして、すぐに仮設住宅に入りたかったのですが、その方は子どもと共に生活しており、仮設住宅は4畳半の広さの部屋しか残っておらず、家族で4畳半に住むのは物理的に無理があるので、悩んだ末、母親のみが仮設住宅に入りました。
問題なのは、仮設住宅への申請というのは、1世帯1回限りということです。仮に広い仮設住宅が空いたとしても、もうその家庭は申請する権利を失っているので入ることができない。残された家族は、“全壊判定”を受けた自宅で今も生活しています。
行政には、申請制度の変更を検討して欲しいのですが、彼らがやっているのは、有名な建築家を連れてきて、仮設住宅建設プロジェクトを立ち上げること。完成について、簡単に『1カ月、2カ月伸ばします』と言いますが、仮設住宅を待つ側からすると絶望ですよ。じつは、家族バラバラになったその高齢女性も、一家で住める仮設住宅の入居が遅れてしまっていたんです。“復興アピール”にしか見えません」
さらに、健康を脅かしているのが食生活だ。内閣府によると、石川県の現在の避難所数は191箇所、2000人以上が避難所での生活を余儀なくされている。(7月1日時点)
「現在、珠洲市健康増進センターというところから食料が配布されるのですが、1日1食の弁当のみです。1食である理由のひとつは、“食中毒の問題がある”ことだといいます。しかし、“食中毒”という理由にしては、マヨネーズを使用したコールスローや、生野菜が使用されており、配達は保冷車ではないところを見ると、じゅうぶんな配慮がなされているとは思えないです。
行政からは、未炊飯の米しか届かず、この状況を知った民間の方が食材を支援してくださり、被災者同士が無休で数十名分の炊き出しをおこなっている状態です」
さらに、配給されるお弁当は原則として、避難所限定だと言う。
「自宅で生活していても、センターに連絡をすれば貰えますが、整備されていない道を車で片道30分以上かけて、15時~18時と決められた時間に行くのは困難です。
復興のためには、経済を回せと言う方もいらっしゃいます。しかし、食材を買おうにも、残っているのは全壊したスーパーだけで、おにぎりひとつ買えません。仮に、食材を手に入れても、炊き出し用に駐輪所を改良してつくったガスコンロのみの調理場があるだけ。約40人が生活している避難所では、個々に調理できる環境じゃないんです」
男性は、「国が支援してくれない訳ではない。ただ、こちらの要望が届いていない」と語る。
>>1
地方自治が憲法に明記されている日本は、住民への直接行政は地方自治体の責務。
能登半島の自治体は、市とか町と名乗っていながら実際は人口1万人規模の村レベルの自治体が
住民への直施行政を担っているから震災復旧が遅いんだよ。
日本の自治体は合併してキチンと震災復旧できるレベルになるべきだよ。
>>1
ボランティアは迷惑とか言ってるからだろ
もう過疎化してる地域を復興するだけの労働力も金も日本にはない。
震災でインフラ崩壊したらそのまま放置ですよwww
国も自治体も被災者支援より子育て支援の方が大事だからガキがいない人はもう諦めるしかないよ
福島も遺骨を韓国に送付する謎事業やってた
これが全て
人が減るっていうのはこういう事なんだろうな。
背海苔がふえ
違法土地占有がふえ
半島由来の不審船の覚醒剤密売が捗る
子分の市長もグッジョブ
地震対策もしていなかった
能登半島は地形が複雑だから
地元の人がしっかり支援すべき
そのまま生保につなげて公営団地にでも押し込むしかない
文句ばかり言っててもしょうがないから後世に役立つようなことを考えたほうがいい
避難民意識も捨てたほうがいいな。集団サバイバル術爆誕!
2年後に
そのためには被災者に土地を手放してもらうまで塩対応と
今までのツケじゃないのかなぁ
国道しかないとか水道引かずに井戸水で生活とか
90歳越えの災害関連死とか聞くとなんだかな、と思う
リンクhttps://itest.5ch.net/fate/test/read.cgi/seijinewsplus/1722692942/-100