韓国で「日本の軍国主義の亡霊を許せない」騒動が勃発…！ 「在日3世」の私が呆れた「反日攻撃」の“お粗末なヤラかしぶり”

そこでは「我々は日本の軍国主義の亡霊を決して容認できない。旭日旗を掲げた自衛隊艦は直ちにこの地から立ち去れ」と叫び、5月30日午後6時からは釜山鎮区西面（プサンジング・ソミョン）の地下商店街顧客支援センター前で、日本軍艦の撤収を求めてプラカードを手にデモを行った。

日を同じく、韓国野党も「歴史的に釜山は日本が朝鮮半島を侵略する際に通過点とし、侵略の足場とした。そんな釜山に旭日旗が登場した」と尹政権を猛烈批判したのだ。

一見威勢のいい「反日攻撃」のようだ、じつは今回の騒動では反日勢力の“ヤラかし”がバレて、一大騒動になっている。

というのも、「反日」をさんざん煽ってきた文在寅政権初年度の2017年10月に、じつは仁川空港の南に位置する平沢（ピョンテク）港に旭日旗を掲げ入港した日本の海上自衛隊訓練団旗艦「かしま」（練習艦·4050トン級）と駆逐艦「はるさめ」（4550トン）の写真が出てきたからである。

私も韓国にいながらこの事実を知らなかったが、それもそのはずだ。当時どのメディアもこの事実を政府からは知らされず、取り上げられなかったのだ。

韓国の「お粗末」
今回、釜山港へ入港した自衛艦「はまぎり」の旭日旗に対する韓国野党の批判も本末転倒な形になり、これまで文在寅元大統領が率いた民主党に対する国民の不信感は高まるばかりなのだ。

ついでに話しておくと、過去、金大中（キム·デジュン）政権時代の1998年と李明博（イ·ミョンバク）政権時代の2008年、日本艦艇は韓国海軍が主管した国際観艦式に自衛艦旗（旭日旗）を掲げたまま参加している。

盧武鉉（ノ·ムヒョン）政府時代の2007年にも、日本艦艇が親善行事のため仁川港に入港し、2010年にも韓国が主管したPSI海洋遮断訓練当時も旭日旗を掲げて参加しているという。

ここへきて韓国野党の“お粗末ぶり”が極まり、韓国国民からも呆れられているのだ。

それだけではない。

北朝鮮の挑発ミサイルに対しても確固たる姿勢を取るという尹大統領に対して、その批判を続ける韓国野党の李在明氏だが、最近では自身が訪朝するために民間企業が北朝鮮へ手土産として送金していた疑惑が浮上。捜査の手が伸びているのだ。

「反日恨」の行方
また、文在寅政権時代に北朝鮮の開城工団無断稼動事実を数回報告されたにもかかわらず何の対応もせず世間にも知らせてなかったこともバレてしまい、今後は北朝鮮擁護も難しくなりつつある。

今、韓国では我々が文在寅政権や市民団体について「多分そうだったんだろうな……」と疑っていたことが証拠として続々と出てきて、いまや「確信」に変わり始めている。

私も長らく言い続けてきたことが、いまの尹政権によって証明されつつあるのだ。

韓国も政権が変わればどうなるかわからない国なのは十分理解している。

根に「反日恨」も根付いていることも理解してはいるが、.いまの韓国を見ているとこんな現実、証拠を見せられても、韓国民はまた「（文在寅のような）バカな選択」をするのだろうかと思う。

普通ならしないし、できないがやはり「反日恨」はどうなるかはわからない。

いまの政権がどれほど頑張っても結局、次期大統領選での選択を見るまでは見極められないということだろう。